この記事は宅建試験の勉強をする際の次のような疑問を解決していきます。
・建築協定って何?
今回は手続きに関する内容を主に解説していくので、その手続きの流れを理解することが重要です。「流れ」は図を使って覚えるに限ります。面倒くさがらずに図を描きましょう。
建築確認とは
建築基準法に基づき、これから建てようとしている建物が、建築関係のルールに適合しているかどうか着工前に審査すること。
建築工事の請負契約の注文者や自ら建築工事をする者
建築主事
建築確認を行うために地方公共団体に設置される公務員のこと。人口25万人以上の市は必置、25万人未満の市町村は置くことができる
建築協定とは
言葉の確認から行きましょう。
住民がその全員の合意によって、建築基準法の最低限の基準以上の、住みよい街づくりのために建築物に関する基準等を定めて、互いに守りあっていくことを約束する制度
建築基準法は、国民の生命・健康・財産の保護のため、建築物の敷地・設備・構造・用途についてその最低基準を定めたものです。よって地域柄によっては建築基準法だけではカバーしきれないことが出てくるわけです。
そこで、建築基準法に上乗せする形で、当事者間でその地域特有のルールを決めるってわけです。これが建築協定。
いくら地域特有の特別ルールを決めるからと言って、土台となる建築基準法に違反したら意味がないですから、建築協定を結ぶには特定行政庁の認可が必要です。
建築主事を置く市町村の市町村長を指し、建築主事を置いていない市町村および特別区では、都道府県知事を指す
カンタンにですが、建築協定の流れを図で確認しておきましょう。
認可が下りたら、建築協定の完成です。協定の締結後は、新たな土地所有者等も協定の内容に拘束されます(これを第三者効と言ったりします。)
建築協定は1人でもできます。これが「一人協定」。どういうシチュエーションの時に起こるのか。こんな時です。
繰り返しになりますが、文章のみでこのような手続きを理解しようとすると時間がかかってしょうがないです。非常に効率が悪い!図を使って流れを理解するように努めましょう。慣れない内は上の図を描いて真似するのがイイと思います。
【宅建の勉強法】国土利用計画法のポイントを図で解説
【宅建の勉強法】建築基準法のポイントを図で解説 ~高さ制限~
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