この記事は宅建試験を勉強するときの次のような疑問を解決していきます。
・道路・北側・隣地斜線の違いって何よ?
・日影制限って何よ?
このあたりは文章のみだと理解が非常にしずらいので、この記事では図をたくさん使って解説していきます。慣れない内は図をマネて描いてみて理解するようにしてみましょう!
高さ制限の全体像
斜線制限
道路斜線制限
北側斜線制限
隣地斜線制限
日影制限
1970年に入り、日本では中高層マンションの建設が盛んになりました。このときに頻発したのが「日照権訴訟」です。「高い建物ばっかり建てて、ウチに太陽の光が全然当たらないじゃない!どないしてくれるの!?」って訴訟です。こういう背景を基に1976年に建築基準法が改正され生まれたのが「日影制限(にちえい・ひかげせいげん)」です。
建物により生じる日影の量を制限することで、その建物の形状を制限するっていうルールです。建築士さんは、建物を設計するときに日影がどんな感じで回りに影響を与えるかを計算しながら設計します。
このときに考慮する日影は「冬至日」の日影です。一年で一番日影が多くなる日を基に計算します。(冬至日がMAXで影の長さが長くなります)
それでは、この日影規制を受ける建物ってどんなもんでしょうか。これも建物を建てる用途地域で変わってきますのでマインドマップで覚えましょう。
日影制限は「商業・工業・工業専用」は適用受けませんので必ず覚えましょう。
※同一敷地内に2つ以上建物がある場合は一番高い建物を基準として、その敷地の全ての建物が制限を受けます。
※対象区域外の建物でも、その影が対象区域に伸びる場合は制限を受ける
【宅建の勉強法】建築基準法を図で解説 ~建築確認 建築協定~
【宅建の勉強法】建築基準法を図で解説 ~建ぺい率・容積率~
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