数ある行政書士の対策記事から、この記事を選んでいただきありがとうございます。
この記事は、以下のような悩みをお持ちの方に向けて作成されたものです。
・憲法はどれくらい勉強したらいいの?
1年目の「失敗」した勉強法
まず、初めて行政書士試験をチャレンジしたときの話から始めます。
「過去問」やれば受かるでしょ
「宅建試験」と「FP2級検定」を独学で、過去問やりこんで突破してきた私として、「過去問やれば受かるんでしょ」とタカをくくっていたのが一番の誤りでした。
いつものように市販のテキストと過去問集を買って勉強し始めました。
勉強方法は宅建などでやった方法と一緒。過去問の選択肢一つ一つを正確に判断できるまでやる。
5,6年分の過去問が収録された問題集は嘗め回すようにやりましたね。全選択肢、正確に捌けるまで練習しました。
過去問勉強法を信じていたので、模試を受けるまでもないと完全に舐めきっていましたね(笑)
試験本番での絶望
試験本番。自信満々で試験に挑む。
試験開始。
あ、あれ。全く判別できない。
カ、カ、過去問でやったところ全然ない・・・・・
多分、憲法で自信もって判別できた選択肢は全体の半分くらいしかなかったと思います。
試験終了時に不合格を確信しました。
試験終了後、確信しました。最大の教訓はこちら。
➡ 過去問勉強法を過信していたこと
2年目の「合格」した勉強法
独学で資格試験にチャレンジする場合、過去問を必ず使うと思います。いくつも資格試験などを受けてきた中、初めての行政書士試験を受けて痛感したこと。
STEP2 教材を選び直す
STEP3 暗記プリント勉強法
STEP1 試験の特徴を見直す
今一度、行政書士試験の「憲法」の配点を確認しておきましょう。
配点割合:28点/300点 9.3%
STEP2 教材を選び直す
試験の概要をつかんだところで、さて教材選び。
一年目の失敗で痛感したのはこれ。
試験対策としては、市販されている重要判例集でとどめ、下手に憲法学の本になど手を出さないようにしましょう。
STEP3 暗記プリント勉強法
では、具体的な勉強方法を解説していきます。
「人権」・「統治」で若干やり方が異なるので、それぞれ具体的に解説します。
人権分野の勉強法
人権分野は「個人を国家から守る」ために裁判所がどういう考え方で、どういう判決を下したかを勉強します。この「どういう考え方」で「どう結論付けたか」が試験で問われるところです。
大量の事件・事案が出てくるので一つ一つ正確に理解する必要があります。
そこで、判例知識を大量に仕入れるために私がやった方法が「暗記プリント勉強法」です。先程の重要判例集とA4の紙(紙なら何でもいいですが)とペンを用意しましょう。
重要判例集の事件・事案ひとつひとつに対して以下の作業を行います。
2.違憲か合憲か結論を書く
3.結論までの考え方の過程を書き込む。
4.派生論点を近くに書く。
2.左側の図を見ながら隠したところを説明する
統治分野の勉強法
統治分野に関して、判例の勉強法は人権のところと一緒です。暗記プリントを作成し、結果・過程を隠して暗唱する練習です。
加えて、この分野では、国会・内閣・裁判所の仕組みそのものが問われる場合があります。つまり、それを知らないと考えるもくそもない単なる数字や語句が問われる場合です。
こういう問題は、理解もクソもないので暗記するっきゃないんです。
そこで登場するのが、ご存じの通り「暗記プリントくん」です。私は以下のような暗記プリントを作りました。
やっていることは、進〇研ゼミ中学講座の公民の暗記と一緒です(笑)こういう単なる知識は暗記プリントを作成して、反復練習するに限ります。
この辺りの知識は基本書に載っているあたりの情報で十分かと思いますが、全てを正確に覚えるまでやることです。
まとめ
この記事をまとめるとこんな感じです。
重要判例集に載っている事案を全て暗記プリントにおこし、結論・過程が説明できるようになるまで繰り返し暗記。
暗記を避けると、この試験にはまず間違いなく受かりません。
暗記は習慣づけることが重要ですから、慣れないうちは毎日5分、10分でもいいので毎日繰り返すことが重要です。
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