・過去問中心の勉強で合格できる?
1年目の「失敗」した勉強法
まず、初めて行政書士試験をチャレンジしたときの話から始めます。
「過去問」やれば受かるでしょ
「宅建試験」と「FP2級検定」を独学で、過去問やりこんで突破してきた私として、「過去問やれば受かるんでしょ」とタカをくくっていたのが一番の誤りでした。
「宅建で民法やってるから、行政書士試験もプラスアルファやれば民法いけるでしょ」
そんな軽い気持ちで初めた最初のチャレンジ。いつものように市販のテキストと過去問集を買って勉強し始めました。
勉強方法はいつもと同じ。過去問の選択肢一つ一つを正確に判断できるまでやる。
5,6年分の過去問が収録された問題集は嘗め回すようにやりましたね。全選択肢、正確に捌けるまで練習しました。
おっしゃ、これで行けるやろって感じです。過去問勉強法を信じていたので、模試を受けるまでもないと完全に舐めきっていましたね(笑)
試験本番での絶望
試験本番。自信満々で試験に挑む。
試験開始。
あ、あれ。全く判別できない。
カ、カ、過去問でやったところ全然ない・・・・・
多分、民法で自信もって判別できた選択肢は全体の2~3割くらいしかなかったと思います。
試験終了時に不合格を確信しました。
試験終了後、確信しました。最大の教訓はこちら。
➡ 過去問勉強法を過信していたこと
2年目の「合格」した勉強法
独学で資格試験にチャレンジする場合、過去問を必ず使うと思います。いくつも資格試験などを受けてきた中、初めての行政書士試験を受けて痛感したこと。
STEP2 教材を選び直す
STEP3 徹底的に暗記する
STEP1 試験の性質を分析
まず行政書士試験の民法の配点を再確認しました。
記述問題 2問/3問 40点/60点
全体 76点/300点 約25%
一方、行政書士試験は「不動産」に限らず、「動産」に関する内容も当然問われます。加えて、親族関係の法律も出題範囲に入りますから、出題傾向を絞り込むのは非常に困難です。
STEP2 教材を選び直す
過去問のみの勉強では圧倒的に知識不足。
そこで、私はどうしたか。
まずは、教材選びからやり直しました。テキスト・過去問はいつも通り最新のものを買いました。私が使っていたのが下の教材です。(購入するときは法改正に対応した最新版を買いましょう)
過去問の問題数ではこのウォーク問が一番です。論点別に収録されているのがスバラシイ!
さて、ここからがキモです。
先程も申し上げたように、基本書・過去問だけでは知識不足で撃沈するのでどうすればいいのか。わたしは次の教材を購入しました。
こ、公務員試験の問題集だと!!??しかし、この本がホントに素晴らしいんだ!!
・論点ごとにまとめられて、反復練習できる
・難易度ごとに問題収録され、無理なくできる
・解き方・考え方がわかりやすく書かれている
STEP3 暗記を徹底的に行う
ここからは、主に記述式対策の話です。記述式も過去問やってりゃいけるだろ!とタカをくくっていましたが、当然撃沈。どうやって解答したらよいのかさっぱりわかりませんでした(笑)
そもそも記述式はマーク式とは違い、自分で論点は何かを見つけ出さないといけません。
初年度で全くダメだったのは、「マークしっかりやれば記述もできるだろ」というトンデモ理論で挑んでいたからです。記述は別のスキルが必要となります。
では、どうやって知識を補充するのか?次のステップで暗記します。
2.暗記プリントを作成
3.隠して言う・書く
判例集を用意する
まずはテキスト以外に重要判例集を用意しましょう。以下のシリーズが使いやすいかな?(まだ2020年のものが出ていないので、2019年のものを挙げておきます)
暗記プリントを作成する
そして、本を用意したら次は暗記の準備です。下のようなプリントを自分で作成しました。
【右側】法律の効果や結論を書く
隠して言う・書く
2.何も見ないで、効果・結論を言う・書く
まとめ
こうナメてかかったのが失敗の最大の原因です。過去問は宅建やFPなど再現性の高い試験には有効ですが、行政書士試験の特に民法のような、出題範囲が広範の場合には通用しません。
満遍なくかつ正確に勉強しなければいけません。やはりそれなりの時間を確保し、メンタルを強く持たなければ受からない試験と痛感しました。
今後も、私の経験をもとに最適な勉強法をブログで紹介していきますので、是非読んでみてください。
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