【宅建】3か月でイケる!図解による民法の勉強法~時効①【独学】

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時効ってどういう仕組み?

取消時効・消滅時効って何??

今回は時効とはどういう仕組みか、またその種類を解説していきます。

時効の仕組み・種類
「時効」とは、ある状態が一定の期間続いた場合に、権利をGETできたり、権利がなくなったりする制度のことです。なんでこんな制度があるか見ていきます。
 
続いている状態を保護するため
一定の状態が続いているので、社会的にはその状態を信頼し、その状態を基に色々な取引などを行います。これを後になって「やっぱり元の状態に戻したい!!」なんてなったら、要らぬ混乱を招きます。こういった事態を防ぐためです。
 
権利を放置している人は保護しない
例えば、Aさんの土地をBさんが占有しているとしましょう。AさんはBさんを追い出す権利があるにもかかわらず、これを長い時間放置しているわけです。こういった人は保護に値しないっていうのが法律の考えです。
 
証明するのが難しい
数十年前に貸した金を返せー!!って来られても、もはやそれを証明するものが残っているかどうか、逆に残っている方が珍しいでしょう。こういう要らぬトラブルを防ぐためです

時効には「取得時効」と「取消時効」があります。詳しく見ていきましょう

取得時効
民法の条文はこちら・・・取得時効の規定
さ、いつも通り紙とペンを用意して下の図を書いてみてください。要点を整理していきます。
取得時効とは
時効でGETできるものは次の通り
所有権(それ俺のもの!)、地上権、永小作権、地役権、賃借権(レンタルする権利)など
宅建試験でよく聞かれるのは、所有権と賃借権です。
 
取得時効が成立する要件をもう少し分解して見てみます。
「所有の意思をもって」
これは俺のもの!と内心で思っただけではなくて、外見・客観的にアピールすること

「平然かつ公然に」
暴力的でないってこと

「他人の物を占有する」
他の人が持っているものを自分のものとして、事実上支配すること
非常に概念的でややこしいところです。いきなり理解しようと思っても難しいので、問題演習の反復を通して理解を深めていきましょう。(ここもドツボにはまると危険なので深入りは禁物です)
 
続いて、占有状態が相続や売買で引き継がれた場合を見ていきます。
占有の継承
一番のポイントは「前の占有者の善意・悪意を引き継ぐ」ってところです。
この辺りは、問題演習を通して慣れていくのが一番です。このブログでも問題演習の記事を書きますが、まずは過去問等で練習してみてください。最初は混乱しますが、練習するうちに慣れていきますから!
消滅時効
民法の条文はこちら・・・消滅時効の規定
引き続き、下図を書いてみましょう!
消滅時効とは

左側は意外と出ないのですが、右側の消滅時効の起算点(スタート)がいつか?は後々でてくる「履行遅滞」っていうところと比較される問題が度々出てくるので要注意です。

消滅時効がスタートするときを、具体例を通して理解していきます。

確定期限がある債権
例えば、期限が5月30日までの請求書があったとして、5月30日になったら(期限が到来したら)消滅時効がスタートします。そしてこの請求書を2年間無視して払わなかったら、この請求書は消滅時効の対象となります。(※売掛請求書の消滅時効は2年です)
不確定期限のある債権
君が宅建試験にうかったら100万円あげよう!ってなった時、試験に受かったら(期限が到来したら)そのときから消滅時効がスタートします。
期限の定めのない期限
友だち同士でカネの貸し借りをしたことがある人もいると思います。まず「〇月〇日までに〇〇円返済します」なんて、契約書を交わすことも多くはないでしょう。「とりあえず5万円貸して!」ってやつがここに入ります。この場合は、貸した瞬間に消滅時効スタートです。(注意:パチンコで勝ったら5万返すから、今5万円とりあえず貸して!は②の場合です。「〇〇したら~」ときたら不確定期限です)
演習:手元にある過去問集で、「占有の承継」の問題を反復練習しましょう。

 

次回は時効②、時効の中断・利益の援用・放棄をやっていきます。
宅建】3か月でイケる!図解による民法の勉強法~時効②【独学】
 
「問題演習でベストな本を選ぶのどうしたらいいの?」って場合はこちらの記事を読んでみてください。
【宅建】参考書・テキストの選び方、おすすめ4選【独学】

 

 

 

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