【FP3級を独学で攻略】過去問勉強方法

FP勉強法 FP3級

FP勉強法

FP3級を受験するにあたり、こんな悩みがある方は是非一読してみてください。

4~5分で読める内容です。

教材選びに時間をかけたくない
教材コストなどを最低限に抑えたい
勉強方法を確立したい
限られた時間で、効率よく勉強しサクッと合格しましょう!ではいきます。

なぜ過去問で勉強するのか?

FP3級の勉強方法で「過去問をやれ!」っていうのはよく聞きますが、どうして過去問が良質な教材と言えるのでしょうか。本記事はそのあたりから解説していきます。

1.試験の性質をつかむ

まずFP3級がどういう問題で構成されているのか再度確認しておきましょう。

学科試験(マーク式)
60問 (○×問題 30問、三択問題 30問)

実技試験(マーク式)
三択問題(きんざい) 15
三択問題(FP協会) 20
ということで、FP3級は全てマーク式です。
 
○×問題は知らない問題が出ても50%当たる、三択問題は33.3‥%の確率で当たります。なんと寛大な試験なんでしょうか(笑)
 
一方、どれくらい得点すれば合格できるのでしょうか
学科試験 60%以上の得点
実技試験 60%以上の得点
全体の6割以上取れば合格できちゃうってワケです。さっきの問題構成から考えれば、ちょいと勉強すればあっという間に合格できる気がしませんか?
 

2.「3級」というレベル

FP3級試験っていうのは、ファイナンシャルプランナーとして名乗るために「必要最低限」の知識を身に着けているかどうかをはかる試験です。
必要最低限ってことは、難しい問題や細かい知識を問う問題は出題できないってことです。
・・とすれば、試験問題は自ずと基本的な内容を繰り返し問わざるを得ないということになります。
 

3.過去問の有用性

以上の議論から、試験問題は過去問で出題されてきたような基本的な論点を中心に構成されるため、過去問を繰り返し練習すれば(選択肢の少なさも相まって)、出題されやすい論点や傾向が自ずとわかってくるってことです。

試験の性質上、基本的な論点しか出題できない。よって、過去問を繰り返し練習することで出題される論点・傾向が容易に把握できる。
 

おススメの教材

んじゃあ、独学するにあたってはどういう教材で準備すればいいのよって話です。

先程も申し上げたように「過去問」を中心に知識を広げていくのがベストです。市販されている教材はたくさん出ていますが以下の教材が一番いいかな?

TAC出版のFP問題集です。過去問から出る論点を抽出した素晴らしい問題集です。この問題集に収められている問題を全て自信をもって答えられるようになればほぼ合格できるでしょう。

 

また、いきなり過去問のみで勉強ってなると無理があるので、テキストも用意しましょう。こちらもTAC出版が出している問題集と連携しているテキストです。

他のテキストにない特徴は、カラフル図が多め、ってところですかね。

 

別の教材を選ぶ場合も問題集とテキストは同じ出版社に統一した方がよいです。問題を解いているときに、その問題に対応したテキストのページにフィードバックされるようにできていますからね。問題集とテキストが別の出版社だと、このフィードバックで手間取り、時間の無駄です。

おススメは「みんなが欲しかったFP」シリーズ。問題集とテキストは出版社を統一すべし
 

問題集・テキストの活用方法

それでは、具体的な勉強方法を解説していきましょう。

1.何も見ないで問題を解いてみる

3級の問題ですと、ノー勉強で解ける問題がいくつかあります。

まずは、問題集を何も見ずに解いてみましょう。パット問題を見て「あ、今は無理」と思ったらドンドン飛ばし、できそうなところは解いてみる。それで、自信をもって答えられた問題は今後一切勉強しなくていいです。できる問題を何度やっても時間の無駄です。

効率よく行くためには、このようにまずはやらなくていい問題を排除していくことから始めます。

初学者にくらべ、保険の営業、労務関係、不動産など専門でやっている方はアドバンテージありますよね。その分野をサラっとやるだけでいいと思います。とにかく知っていることは勉強しない!このスタンスが重要。その分、知らない知識を覚えることに時間を使うのがベストです。
勉強する必要のない問題を除外して、知らないことを覚える時間にしよう
 

2.問題⇔テキストを往復する

さて、知っている知識を除外した後は、いよいよ知らない知識を詰め込んでいきます。

次のようなステップがイイかと思います。

1.選択肢ごとに正誤判断できるかやってみる
2.問題の論点に該当するテキストを読む
3.再度、問題が解けるかやってみる

問題ごとにこのステップを繰り返し、徐々に知識を身に着けます。しかし、論点によっては一発で理解できる内容ばかりではないので,理解できない問題には下の図のような感じでチェックを入れておきましょう。

ここで重要なのは「選択肢ごとに」ってところです。(〇×は問題そのものですが・・)

問題集をやる意味は「未知の問題が出てきた時にどう対処するか」の準備をすることです。問題集の問題を「正解」したところで何の意味もないことです。問題集を消去法で解いて正解した!わーい!では意味がないのです。
よって、問題ごとの選択肢一つ一つを正確に判断できるようになることで、はじめて未知の問題に対抗できる力がつくってワケです。
問題集を解く際は、次のように記号を振りましょう。
FP過去問

 

〇は自信をもって答えられるので、何度もやる意味はないです。△は暗記不足やもう一歩の理解で〇に代わるやつ。×は今後注力して理解していく論点。

△、×の論点をテキストを読んで理解し、〇の数を増やしていくって感じです。勉強始めは×だらけだと思いますが、問題⇔テキストを繰り返すことで、△を増やし、最終的に〇ばかりになるようにします

難解な論点や覚えずらいところは、今後ブログで図を用いて解説していく予定です。お楽しみに!

兎に角、ここで一番明確にしておきたいところは、理解しにくい論点を抽出していくことで、「どこに注力していくかをあぶりだすこと」です。

選択肢ごとに正誤判断できるかチェックし、勉強すべきところをあぶりだす

 

3.繰り返す

人間は「物事を忘れる」といった厄介な特性があります。先ほど〇、△、×と分けましたが、何もしないと×の数が増えてしまします。

では、忘れないためにはどうすればいいか。答えは簡単。定期的に「反復」するだけです。反復の回数が多いほど知識が身につくように人間の脳は出来ています。

では、どうやって反復したらいいのか。これも単純明快。その日に勉強したことを次の日にもやってください。5分でも10分でもいいです。同じ情報に繰り返し触れてください。

自信をもって答えられた〇印の論点をやる必要はないです。やるべきは△、×の論点の知識。

一方、ここで出てくる問題点として「暗記」はどうやってやればいいのよ?って話です。以前に暗記の仕方について記事を書きましたので詳しくは下記リンクから読んでみてください。

「暗記」と上手に付き合う方法
次の日に、今日できなかったところをもう一回やる
 

まとめ

本記事のまとめです。
・問題集の選択肢一つ一つを吟味しよう
・できなかった問題を理解し、次の日に再度やろう
なんだ、ごく当たり前のことじゃないか。そうなんです。ごく当たり前のことをやればいいのですが、言うは易し行うは難しです。良質な教材と効率のいい勉強を紹介はしましたが、行動するかは自分次第です。折角、この記事を最後まで読んでくれたのですから、頑張ってチャレンジしてみませんか??
 
次回記事では、3か月で合格できるような勉強計画の立て方について議論していこうと思います。
 
記事を読んでいただいた方に、少しでもメリットのあるような記事作成を心がけていきますので、今後ともよろしくお願いいたします(著:らくたろう)

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