本記事の第一回に「過去問演習の意義とやり方」について書いてますので、まだ読んでないって方はそちらの方を一読ください。
では、早速問題やっていきます。必要に応じて紙とペンを用意して考えてみてください。悩んだときに簡単な絵を描くと色々思い出せることがあるかもしれません。
宅建業法の演習 第21問
1998年 Q:宅建士Aは甲県知事から宅建士証の交付を受けている。このとき宅地建物取引業の規定によれば正しいものはどれか。
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Aが、乙県に所在する宅地建物取引業者の事務所の業務に従事するため、登録の移転とともに宅地建物取引士証の交付を受けたとき、登録移転後の新たな宅地建物取引士証の有効期限は、その交付の日から5年となる。
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Aが、宅地建物取引士として行う事務に関し不正な行為をしたとして、乙県知事から事務禁止処分を受けたときは、Aは、速やかに、宅地建物取引士証を乙県知事に提出しなければならない。
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宅地建物取引士Aが甲県知事の宅地建物取引士資格登録を受けている場合で、Aは、氏名を変更したときは、遅滞なく変更の登録を申請するとともに、当該申請とあわせて、宅地建物取引士証の書換え交付を申請しなければならない。
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宅地建物取引士Aが甲県知事の宅地建物取引士資格登録を受けている場合で、Aは、宅地建物取引士証の有効期間の更新を受けようとするときは、甲県知事に申請し、その申請前6月以内に行われる国土交通大臣の指定する講習を受講しなければならない。
宅建士の登録のところは、宅建業の免許のところと相まって混乱しやすいところだが、裏を返せば出題されやすいということである。論点自体は非常に簡単なものだが、いざ本番になったら緊張して知っている内容なのだが、アウトプットしきれない、日本語を読み間違えてしまうなど往々にして起きる。日ごろの練習から常に本番を意識し油断しないかということがいかに大切かを意識してほしい。(このことは今後も繰り返し主張したいほど重要な考え方である)
〇超基本!!宅建士の登録はどの都道府県知事に登録する?
〇「登録の移転」と「変更の登録」の違いを説明せよ。
〇宅建士の独占業務を3つあげよ。
宅建業法の演習 第22問
1999年 Q:宅建士Aが、甲県知事から宅建士証の交付を受けている場合、宅地建物取引業の規定によれば、正しいものはどれか。
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宅建士Aが、甲県知事から宅建士証の交付を受けている場合で、Aが、乙県知事に対し宅地建物取引士資格登録の移転の申請とともに宅建士証の交付を申請したとき、Aは、乙県知事から新たな宅建士証の交付を受けた後、1週間以内に甲県知事に従前の宅建士証を返納しなければならない。
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宅建士Aが、甲県知事から宅建士証の交付を受けている場合で、Aが、乙県の区域内における業務に関して乙県知事から事務禁止の処分を受けたとき、Aは、1週間以内に乙県知事に宅建士証を提出しなければならない。
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宅建士Aが、甲県知事から宅建士証の交付を受けている場合で、Aが、宅建士証の有効期間の更新を受けようとするとき、Aは、甲県知事が指定する講習で有効期間満了の日前1年以内に行われるものを受講しなければならない。
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宅建士Aが、甲県知事から宅建士証の交付を受けている場合で、Aが、甲県の区域内における業務に関して事務禁止の処分を受け、甲県知事に宅建士証を提出した場合で、その処分の期間の満了後返還を請求したとき、甲県知事は、直ちに、宅建士証をAに返還しなければならない。
肢4はテキストにない内容かもしれないが、肢1~3は基本中の基本の内容。消去法で確実にとらえたい内容。肢2のような「速やかに」などの文言は「即ちに」などと置き換えられてひっかけ問題となりやすいから、このような文言が入っているものは常に意識して覚える必要がある。
〇「速やかに」、「遅滞なく」、「即ちに」の違いを説明せよ。
〇「変更の登録」は登録内容の何に変更があったときにしなければならないか。
〇宅建試験の「合格資格」と「登録」と「取引士証」の有効期限をこたえよ。
過去の拙ブログでもこのあたりの問題の解説記事を書いていますので、過去問を解いて知識が足りないと思ったら読んでみてください。
こんな感じで定期的に記事を書いていきますので、皆さんの勉強の一助にしてみてください。
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