【宅建・独学】模試を生かす復習の方法

模試の復習 宅建 勉強法

模試の復習

模試をやったけど、

なんかうまい活用方法は

ないんかい??

本番に臨む前に、ある程度のお金を払って模試を受けますよね。せっかくお金を払ってやるんですから、得られる効果を最大にしたいって考えるのはごく当たり前ですよね。今回は模試を受けた後の作法を紹介していこうかと思います。

特に、今回の記事は合格ボーダーの周辺に分布している30点~40点の間の人に向けて書きました。40点以上の人は引き続き今のスタイルで頑張ってください。30点以下だった場合は、基本を徹底的に叩き込んでください。

今回の内容はこんな感じです。

1.模試を受ける意味
2.復習の方法
数分で読める内容ですので、模試の復習をする前に是非読んでみてください。合格のために1点、2点を上積みしたい方は熟読してみてください。
 
1.模試を受ける意味
そもそも模試を受けた動機って何でしょうかね?
・今の自分の実力を知りたい!
・みんなが受けてるから自分もとりあえずやっておこうか。
色々あると思いますが、様々な資格試験にチャレンジしてきた私が考える模擬試験の効用は以下の通りです。
現状確認
あやふやな知識の抽出
法改正の論点を把握
時間配分を体感する
現状確認(今何点くらいとれるのか)は誰もが考えるべきことなのでよいでしょう。
時間配分も重要です。「制限時間内に解く」という制約の中でいかに実力を発揮するかが重要ですから、少なくとも一回は体感しておいてほしいことです。
 
模擬試験はそのあとのフィードバックをして初めて意味を成します。模試をして「わーい、〇〇点だー、ハイおしまい」これでは時間の無駄です。模試後の振る舞い如何でその後に初めて生きてきます
(模試をないがしろにしていいのは一部の天才か宇宙人か司法試験チャレンジャーです、そういう人は特殊なので、我々凡人はしっかり復習すべきです)
今回の記事は「復習の方法」に焦点を当てますので、「あやふやな知識」、「法改正」の復習について詳しく見ていくことにします。
 
2.復習の方法

如何に1点、2点をもぎ取るかがこの試験のキモです。ちょっとした工夫で得点できるコツを紹介しましょう。

たかが1点、されど1点。

この一点で泣きを見ないように努力しましょう。

2-1.あやふやな知識を抽出

宅建試験で負けないコツの一つは「みんなができる問題を間違えないこと」です。法律の根幹をなす知識やテキストや講習などで「これは絶対でる!」ってところです。そういった問題を如何になくしていくかがホントに大事!だってこういう問題で間違えたら差を広げられてしまうんですからね。

具体的に対策を解説していきましょう。

① 問題ランク「A」の正答率を確認する。

模試の解答・解説のページに「問題ランク」っていうのがありますよね。このランクが「A」つまり最重要・最頻出の問題の正答率を確認します。正答率の確認の仕方は問題が正解・不正解していたかではなく、「選択肢ひとつひとつ正確に判断できたか」です。

②「なんとなく」判断した選択肢を抽出する

自信をもって答えられたものはよいですが、一番チェックすべきは、なんとなく判断してしまった選択肢・論点です。この「なんとなく」や「あやふや」に判断した選択肢・論点を抽出していきます。まずは解答などに赤ペンなどでチェックしていけばよいでしょう。本番までにこういった選択肢を如何に減らすかがカギです。

③抽出した論点を重点的に復習する。

「あやふや」な選択肢・論点を抽出したあと、以下に復習するかが重要です。具体的な方法論として私がやっていたのは「あやふや・ニガテ論点復習プリント」なるものを作成することです。下の写真のようなやつです。(私が行政書士試験を受験するときに書いたモンです)

ニガテ対策

ニガテ・あやふや・なんとなくの部分だけをまとめたプリントを作成し、「毎日・毎日・毎日」反復して見続け、何も見ないで諳(そら)んじる練習をしました。徹底的にです。

暗記の練習の仕方でおススメなのがやはり、「何も見ないで言えるか・書けるか」です。業法・法令だったら覚えたい表を何も見ないで描けるか。民法だったら、結果を出すプロセスを図に書いて説明できるかなど。

こうすることで、自分の弱点を徹底的に強化することができます。重要なことは「毎日、数分でもいいからそのニガテ論点に接する」ってことです。

あやふや・ニガテ・なんとなく論点を抽出し、プリント作成して毎日反復して練習する

まず、優先すべきは「A」問題の「あやふや・なんとなく」を消し去ることです。次に「B」ランク、「C」ランクへと移行しましょう。

えー、こんなめんどくさいことやるの?? そうです。絶対的な自信がある人はやらなくていいですが、受かるにはこれくらい愚直なことをやりましょう。特にAランク問題は法律の根幹をなす論点、試験に頻出の論点です。ココがあやふやってことは単なる勉強不足です。まずは勉強不足を認め、ひたすら暗記です。楽して覚えたいなんてスケベ心があったらそれは間違い。暗記には苦痛が伴うと覚悟してください。

人間の脳みそは、反復させないと覚えられないように作られています。あやふや・なんとなく論点を毎日叩き込むことで、「確実」な論点を完成させていくっていうのがここでの話でした。

 

2-2.法改正の論点

市販の過去問集で絶対にできない練習がこの「法改正」の論点です。「法律が変わったところはちゃんと理解しておいてください」っていう出題者側のメッセージがあります。

市販の模試では最初のページのところに法改正の論点がまとめられています。ここは先ほどの「ニガテ・あやふやプリント」のように「法改正の論点プリント」を作って、毎日反復して見るようにしましょう

やり方はさっきと一緒!プリント作って毎日反復して見る!それだけ。ウザいくらい言います。「毎日」です。毎日練習しないと頭に残りませんよ!!

「法改正の論点プリント」を作成して毎日反復して練習する。
 
まとめ
直前期ほどこの「毎日情報に接する」が威力を発揮します。できる問題は反復して練習する必要はありません。「あやふや・あいまい・なんとなく」を如何になくすかが勝利のカギだということを忘れないようにしましょう。
「あやふや・あいまい・なんとなく」をまとめ上げ、毎日反復して練習する
 
 
下記リンクは過去にまとめた各科目の解説記事です。是非参考にしてみてください。
権利関係の論点整理をしたい方はこちら
権利関係の論点を整理していく
宅建業法の論点整理をしたい方はこちら
宅建業法の論点を整理するよ!
法令上の制限の論点を整理したい方はこちら
まずは都市計画法から論点整理

 

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