【宅建】3か月でイケる!図解による民法の勉強法~保証・連帯保証・物上保証【独学】

保証・連帯保証 宅建・民法

保証・連帯保証

保証ってどういう制度?

連帯保証・物上保証って

なんですか??

今回は「保証」について勉強します。よく家を借りるときに不動産屋さんから「保証人をつけてください」と言われますが、まさにその制度のことです。どういう意味があるのか解説していきます。

今回の内容

1.「保証」とは
2.保証債務の性質
3.「連帯保証」とは
4.「物上保証」とは
1.「保証」とは
民法の規定はこちら…民法第446条
 
債務者が弁済できなかった場合の債権者ができる「保険」は、次のように大別できます。
抵当…主に不動産を担保にする場合
保証…お金を持っている人を担保にする場合
保証人をつける場合は必ず書面である必要があります。部屋を借りるときに「保証人さんの書類にはんこおしてくださいね」と不動産屋さんから言われますが、これは「軽い気持ちで保証人を引き受けたことで重い負債を抱えてしまう事例が多発し社会問題となったため、手続きに慎重を求めるという目的」があります。こういう背景をセットにして覚えておくと記憶に残りやすいです。
保証とは
図でその概要を確認しておきましょう。
保証債務はあくまで債権者と保証人間の独立した債務ですから、債務者の依頼や同意は契約の要件ではないです。また、保証人が主たる債務を払ったら主たる債務者(B)に求償できます
2.保証債務の性質
保証債務の性質を見ていきましょう。
保証債務の性質
抵当権と同じ性質もありますね。保証に特有なのが「補充性」です。あくまで弁済するのは主たる債務者ですから、主たる債務者が弁済できないときに保証人が補充的に弁済するって意味合いですね。補充性から保証人ができることは次の通りです。
催告の抗弁権
債権者が先に保証人に弁済を請求して来たら「とりあえず主たる債務者に請求してよー」って言える権利
検索の抗弁権
保証人が①主たる債務者に弁済する資力(現金に換えられる財産)があること、②その資力が容易に換金できることを証明すれば、「主たる債務者から弁済してもらってください!」といえる権利
付従性に関しては、よく連帯保証と比較する問題が出るので、のちにやる問題演習の回に回します。
3.「連帯保証」とは
民法の規定はこちら…民法第454条
連帯保証
連帯保証は、その名の通り主たる債務者と連帯して保証契約を結ぶことです。先ほどやった保証(一般保証)よりもその責任は大きくなります
その責任の違いは図の通りです。「連帯」しているので、債権者からいきなり請求されてもそれを拒むことはできません。(催告・検索の抗弁権がない)。もう一つの特徴は「分別の利益」がないことです(図の右側)
分別の利益
一つの債務につき保証人が複数ついた場合、各保証人は主たる債務を均等に分割して、その分割部分だけ責任を負うこと。(債務全額を負担しないっていう利益)
連帯保証人にはこの分別の利益がないので、債権者から「おめえ!全額払えや!」って言われても拒めません。それだけ強力な契約になるわけです。イメージとしては、主たる債務者とほぼ一緒の責任を負うみたいな感じでいいと思います。契約をする際も慎重にやらないと痛い目にあいます。
 
ココで重要な論点が「連帯保証」と「連帯債務」の比較です。混乱しやすいところですが、それが試験に出しやすい動機にもなります。ここも問題演習の回でじっくりやっていきます。
4.「物上保証」とは
物上保証
いままで「利害関係のある第三者」とかでよく出てきたこの「物上保証人」。ここで説明しましょう。これも保証の一種です。
物上保証
他人のために、自分の財産を主たる債務の担保に入れること。

これだけ読んだら「単なるお人好しじゃないか!!」ってなりますが、よくある事例としてはこんな感じです。

ある会社のA社長が資金繰りに困って、現金1000万円必要になりました。銀行からお金を借りたくても自分で担保に入れる不動産などありません。そこでA社長は自分のパパのところへ行き「ねえ、パパー、お金を借りたいからからパパの土地を担保にいれてくれないー?」ってお願いします。パパは「商売に困っているようだししょうがない、抵当に入れるか!」と許しを出して、二人で銀行に行きましたとさ。

かなりフザけて書きましたが、事業資金が足りなくなった時によくある話らしいです。

ここまで解説するとだいぶわかると思いますが、物上保証人は債務者からしたら思いっきり「利害関係のある第三者ですよね、だって債務者がちゃんと債務履行しなかったら抵当に入れた不動産売っぱらうことになっちゃうんですから。

できる限り抵当権は発動されたくないので、物上保証人は主たる債務の消滅時効を援用出来たり、債務者に反対の意思があろうとも債務の弁済ができたりします。(覚えてましたか??)

なお、図の通り「主たる債務が1000万円」でも「不動産評価額が800万円」であれば「のこり200万円」については、物上保証人は責任を負いません。この点、連帯保証よりも「エグみ」はないですかね。

保証は非常に論点も多く、混乱しやすいところです。まずは上記の基礎をしっかり押さえて問題にチャレンジするとイイと思います。(問題演習パートでたっぷりやります)

前回の「連帯債務」へのリンクはこちらです。
【宅建】3か月でイケる!図解による民法の勉強法~連帯債務【独学】
 
「問題演習でベストな本を選ぶのどうしたらいいの?」って場合はこちらの記事を読んでみてください。
【宅建】参考書・テキストの選び方、おすすめ4選【独学】

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました