【宅建】過去問を解きまくる ~問題の読み方・解き方~ 【民法】

過去問演習 はじめに 宅建・民法

過去問演習 はじめに

過去問を解きたいですが

どうやって練習したらいいの?

問題文の読み方はどうするの?

上記のような疑問を持っている方は是非読んでみてください。図をなるべく多用して、過去問の解き方を解説していきます。自分で図を描くことで理解が深まりますので、紙とペンを用意して練習してみてください。

今回の内容はこんな感じです。

1.過去問の読み方・解き方の流れ
2.解き方をシミュレーションしてみた

 

1.過去問の読み方・解き方の流れ
流れをまとめるとこんな感じです。
1.問題を正確に読む
2.図を描く
3.論点を抽出する
4.記憶を引き出す
ひとつずつ解説していきます。
 
1-1.問題文を正確に読む
ここが非常に重要です。問題文を正確に読み上げないことには考えることもできませんからね。読み間違えたら当然得点できませんね。
 
把握すべきは次の2点
○ 主語と述語の関係
○ 時系列
「いつ、誰が、何したか」
これらの情報を視覚的に表現し、考察の助けとなるのが次の「図を描く」という工程です。
 
1-2.図を描く
文字だけの情報ですと、考える効率は非常に悪いです。よって試験対策の観点から言えば、図を描くということはより効率よくスピーディに解くために最適な手段といえます。
単に条文の知識だけを聞かれる問題は、知ってる知らないだけで決着しますが、大半の問題はAさん、Bさん、Cさん・・・が登場するケース問題です。こういう問題こそ、図に起こし考察すべきでないでしょうか。見直しをするときも、わずかな時間で思い出すことができるのでいいと思います。
具体的な書き方は次のセクションでガッツリ解説します。
 
1-3.論点を抽出する
図を起こしたら、「この選択肢は何を問題にしているのか」を考える必要があります。問題にしていることを把握することを「論点抽出」と言ったりします。
これは物権変動のことを聞いているのか、はたまた抵当権のことを聞いているのか。ここをしっかり見定めないことには、どういった知識を使ったらいいかが不明瞭となってしまいます。
 
1-4.記憶を引き出す
論点を抽出出来たら、頭の中にある知識を引き出して答えを導きます。
「これは物権変動の二重譲渡のパターンだ」と論点抽出ができたら、
「登記を先にゲットした方が勝ちだ」と記憶を引き出します。
この記憶を引き出す行為が一番厄介です。ないものは引き出せません。いかにストックを多くするかがやはり重要です。
記憶を如何に貯めるかについてはこちらの記事で解説しています。
【宅建の勉強】苦手な暗記と上手に付き合う方法【近道はありません】
過去問を解きながら知識を補填していく!これがベターですね。
 
2.解き方をシミュレーション

さて、文章で説明しましたが、実際に図を使ってシミュレーションしていきましょう。とある年度の過去問を使ってみていきます。

問題の前文はすべての選択肢に適用される「前提条件」です。よって前文を無視すると正確な考察ができなくなるのでしっかり把握する必要があります

宅建 過去問 前文

Aは・・・Bに売却し、引渡したが」とあるので、図のように矢印で結びます。

Bはまだ所有権移転登記を行っていない」とあるので、登記はいまだにAが持っていますから、Aのところに「ト」と書きます。

このように登場人物を矢印で結び、情報を書き足していくって感じです。

次に、各選択肢を図示していきます。

宅建 過去問 選択肢①

Cが、AB間の売買の事実を知らずに」ということで、Cのところに「善意」を書き込みます。

Cが、・・・所有権移転登記を得た場合」ということで、Cのところに「登記」を書き込みます。

論点の抽出ですが、図から見ても明らかなように「二重譲渡」の関係です。二重譲渡で引き出すべき知識は「登記を先にした方が勝ち」です。善意・悪意は関係なしです。よってCさんはBさんより先に登記を得ているので、Bさんに対して所有権を主張できます。

次に選択肢2個目です宅建 選択肢 ②

「Dが、Bを欺き著しく高く売りつける目的で・・・」ということで、Dはひどいヤツ(背信的悪意者)

「Dが・・・・Aから甲地を買い受け所有権移転登記を得た」なので、Dのところに「登記」マーク。

論点抽出です。Dが背信的悪意者ということを思い出せればカンタン。思い出すべきは、こんなやつを保護する必要はないということですね。Bは登記がなくてもDに勝てます。

一応、用語の確認をしておきましょう

背信的悪意者
他人をワザと貶めようとして悪だくみをしようとしている人

次に選択肢3個目です。宅建 選択肢 ③

「Eが、甲地に抵当権を設定して登記をえた」とあるので、図のように抵当権の「登記」マークを書き込む。

「Bが所有権移転登記をしてしまえば」とあるので、Bのところに「登記」マークです。

「その後」が間に書いてあるので、抵当権設定に①、所有権移転登記に②を振ります。

論点抽出です。所有権VS抵当権。どちらが勝つか。

思い出すべきは、「登記は先にした方が勝ち」。よって、EはBより先に抵当権の登記をしているので、抵当権設定の主張ができます。

Eが抵当権を設定するということは、Bに対して何らかの債権があり、その債権の担保として「Bの持っている甲地」を抵当に入れるということを忘れないでください。抵当権があるってことは必ず守られてる債権(被担保債権)があるってことです
 
最後、選択肢の4個目です。
宅建 選択肢 ④
「AからFに仮装譲渡し、移転登記を得た」とあるので、図のように矢印で結んで「仮装」などと書き、登記マークも書きます。
論点抽出ですが、仮装譲渡とあるので、「通謀虚偽表示」です。
思い出すべき知識は、虚偽表示によって行われた取引は「無効」となるので、Fは取引に関して「無権利者」となるということ。無権利者を保護する意味がないので、Bは登記があろうとなかろうとFに勝てます。
 
ここまでが一連の流れ。
 
まとめ
以後のブログでは、上記のように過去問をどんどん解いていきます。もう一度、流れの確認です。
1.問題を正確に読む
2.図を描く
3.論点を抽出する
4.記憶を引き出す
やはり、3と4の工程が一番重要です。ないものは抽出したり引き出したりできませんからね。なので、インプットをガリガリやりつつ、上記の方法でアウトプットしていくという練習がイイと思います。
今後のブログでは、論点をしっかり抽出して、必要な知識は何かを明確に示していきます
それでは、次回の記事からガンガンやっていきます。
 
「過去問演習ってどんな本を選んだらいいの?」って疑問のある方はこちらの記事を読んでみてください。
【宅建】参考書・テキストの選び方、おすすめ4選【独学】

 

 

 

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